第4回コラム:花粉症について
【症状について】
2月頃から5月頃にかけて、頻繁するくしゃみ、目がかゆい、流れるような鼻水などの症状が生じた時、スギ花粉、ヒノキ花粉による花粉症を疑います。たいていの人は、毎年同様の症状が出現するため、自分を花粉症と考えています。当院では、実際に花粉症なのか、また、他のアレルギーによるものか、スクラッチテストにより診断を行います。スクラッチテストとは、前腕屈側に、細い注射針やクリップなどで皮膚を出血しない程度にひっかき、スギ花粉、ハウスダスト、ダニなどのアレルゲンエキスを垂らして、15分間待ってエキスを付けた部位の皮膚が赤くなるかならないかでアレルギーかどうかを判断する検査です。痛みはほとんどありません。検査費用は3割負担のかたで300円ほどです。
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