巻き爪・陥入爪の治療 爪矯正治療 変形した爪に超弾性ワイヤーを取り付けて、爪の形を矯正する治療です。 変形した爪に穴をあけ超弾性ワイヤーを通し、ワイヤーが元に戻ろうとする力を利用し爪の変形を治します。この治療には、ワイヤーを入れるために爪の先端が2〜3mm伸びた状態でないと治療できません。この治療はまったく痛くありません。効果の早い人では、ワイヤーをしてからすぐに痛みから解放されますが、基本的には少なくとも1,2週間はかかります。 ワイヤーの効果は、1ヶ月から2ヶ月ほどを持続します。その後、ワイヤーが外れて、巻き爪が改善された状態が続きますが、人によっては再発してしまう場合もあります。個人差があります。 矯正治療の適応でない巻爪の場合もあります。分かりやすく御説明を致しますので、迷っていらっしゃる方は、一度受診なさってください。
陥入爪手術 巻き爪(陥入爪)で爪が皮膚にひどくくい込んでいる場合、その部分の爪を1〜3mmの幅で切除します。局所麻酔をした上で行います。注射を刺すときに少し痛みがありますが、それさえ我慢をすれば、その後の痛みはありません。手術は15分ほどで終わります。麻酔がきれてもくい込んでいる爪がありませんので、今までの強い痛みから解放されます。まさにくい込んでいる部分の爪のみを取りますので、手術後でも爪の形に特に違和感はありません。 爪を取った後、爪母(爪の根元の部分)に処置をして、巻爪が再発しないように致します。 手術後1日目はシャワー浴で、2日目からは入浴OKです。基本的には自宅で消毒していただくことなりますが、傷が落ち着くまで、2,3回状態をみせに来院して頂きます。 今までに60名ほどの患者さんの治療をしておりますが、今のところ巻き爪が再発してしまったことはありません。ただ、文献を見ますと、100人に数人ほどが再発する場合もあるとのことで、手術後も半年ほどは再発があるかどうか注意が必要です。